Zend Guard Loader API
Zend Guard Loader を PHP から使用するための API です。Zend Guard Loader は、Zend Guard でエンコードされた PHP スクリプトを実行するために必要なモジュールです。
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ディレクティブ
ディレクティブ | 既定値 | 初出Ver | 最終Ver | 説明 |
---|---|---|---|---|
zend_loader.enable | 1 | 5.0 | 7.0 | Zend Guard でエンコードしたスクリプトの読み込みを有効にする |
zend_loader.disable_licensing | 0 | ライセンスのチェックを無効にする(パフォーマンス目的で) | ||
zend_loader.obfuscation_level_support | 3 | Zend Guard Loader でサポートされる難読化レベル | ||
zend_loader.license_path | Zend Guard でエンコードした PHP スクリプトで使用するライセンスファイルのパス |
関数
- boolean zend_loader_enabled()
- Zend Guard でエンコードしたスクリプトを読み込むように Zend Guard Loader が構成されているかチェックします。
(初出 Ver : 5.0 - 最終 Ver : 7.0)
返り値:読み込みが有効な場合に TRUE、読み込みが無効な場合に FALSE - boolean zend_loader_file_encoded()
- 現在のスクリプトが Zend Guard でエンコードされたものか返します。
(初出 Ver : 5.0 - 最終 Ver : 7.0)
返り値:エンコードされていた場合に TRUE、そうでない場合に FALSE - array|false zend_loader_file_licensed()
-
php.ini ファイルによって
ライセンス・レジストリに読み込まれるライセンス・ファイルの署名と
実行中のスクリプトの署名を比較します。
有効なライセンス・ファイルが存在した場合にライセンス・ファイルの配列に格納されます。
有効なライセンスが存在しないか、php.ini で指定されていない場合、PHP サーバーのライセンス・レジストリに格納されません。
プロダクトと署名が一致する有効なライセンスがライセンス・ディレクトリで見つからない場合、配列は作成されません。
ライセンスファイルのインストールについて詳しくは、Zend Guard ユーザーガイドの「ライセンスを作成」をご覧ください。
クッキーの強制および返り値の詳細については、同じくユーザーガイドの「Zend Guard API」をご覧ください。
(初出 Ver : 5.0 - 最終 Ver : 7.0)
返り値:配列が返された場合、プロダクトに対する有効なライセンスが php.ini ファイルで示される場所に存在します。 - string zend_loader_current_file()
- 現在実行中のスクリプトの完全パスを取得します。
言い換えると、この API を呼び出したスクリプトのパスが、エンコード時ではなく実行時に評価されます。
(初出 Ver : 5.0 - 最終 Ver : 7.0)
返り値:現在実行中のスクリプトの完全パス - boolean zend_loader_install_license(string $license_file, boolean $overwrite = false)
- Zend Guard でエンコードしたアプリケーションにライセンスを動的に読み込みます。
(初出 Ver : 5.0 - 最終 Ver : 7.0)引数 型 必須/任意 説明 license_file 文字列 必須 ライセンスファイル名 overwrite 論理値 任意 同一プロダクトの古いライセンスを上書きする場合に TRUE。上書きしない場合に FALSE (既定値) - string zend_obfuscate_function_name(string $function_name)
- 内部の難読化関数により、指定された関数名を難読化して返します。
(初出 Ver : 5.0 - 最終 Ver : 7.0)引数 型 必須/任意 説明 function_name 文字列 必須 難読化したい関数名 - int zend_current_obfuscation_level()
- 現在動作中のプロダクトの難読化レベル・サポートを返します。
zend_loader.obfuscation_level_support で設定された値です。
(初出 Ver : 5.0 - 最終 Ver : 7.0)
返り値:現在の難読化レベル - boolean zend_runtime_obfuscate()
- 難読化されたコードおよび難読化されていないコードが限定的に混在できるように
実行時の難読化サポートを開始します。
(初出 Ver : 5.0 - 最終 Ver : 7.0)
返り値:成功した場合に TRUE、失敗した場合に FALSE - string zend_obfuscate_class_name(string $class_name)
- 内部の難読化関数により、指定されたクラス名を難読化して返します。
(初出 Ver : 5.0 - 最終 Ver : 7.0)引数 型 必須/任意 説明 class_name 文字列 必須 難読化したいクラス名 - array zend_get_id(boolean $all_ids = false)
- システムのホスト ID を返します。
(初出 Ver : 5.0 - 最終 Ver : 7.0)引数 型 必須/任意 説明 all_ids 論理値 任意 ホスト ID をすべて返す場合に TRUE、主要な ID のみ返す場合に FALSE (既定値) - string zend_loader_version()
- Zend Guard Loader の Version を返します。
(初出 Ver : 5.0 - 最終 Ver : 7.0)
返り値:Zend Guard Loader の Version